商店街を訪れてみると、飲食店を中心とした様々な業種の店頭などに
のぼり旗が設置されている様子を目にすることができます。
のぼり旗は今や、多くの業界において重要な看板や販促ツールとして重宝されており、
まさになくてはならない存在になっています。
そんなのぼり旗も、元々は別の名称で呼ばれていました。
意外に知られていない別名もあるため、一体どのような呼び方で呼ばれていたのか
理解しておくことは大切であると言えるでしょう。
恐らく多くの人が、単に「のぼり」と呼ばれているのを耳にすることも多いと思います。
正式に漢字で書くと「幟旗」となりますが、この「幟」の漢字が書くのにやや難しいといった理由で
平仮名で「のぼり旗」として表すようになったと言われています。
ここ日本においてのぼり旗は、元々「流れ旗」という名称で呼ばれていました。
当時は掛け軸のような形状になっており、長い棒の上の部分から旗を垂らすかのようにして
単に風に流していただけだったからです。
しかし、それから時代がさらに進んで戦国時代になると、「乳付き旗」と呼ばれるようになりました。
そう呼ばれるようになったのは、きれいに順序良く並んでいる犬の乳首のように見えるという理由からでした。
また、「耳付き旗」と呼ばれたこともあるそうです。
もう一つの別名は「桃太郎旗」というものです。この別名が付けられた由来は
絵本に登場する桃太郎が背中にのぼりを背負っていることにあると考えられているのです。
のぼりはそもそも大昔に、戦などの際に自軍と敵を判別するために、
家紋などを 掲げたのが始まりとされています。
時代劇やゲームなどでも見たことのある風景ではないでしょうか。
武田信玄とか。
なんとなく家紋までもが思い浮かぶようです。
そう、あれがのぼりの起源なのですね。
つまり、「うちの店はここだよー」とアピールするための現代の使い方と変わらないのですね。
また、現在では相撲などスポーツの場でも選手名やチーム名を掲げたのぼりも多くみかけます。
そういった場面でのぼりがはためいているのを見ると、なんだかとても気分が高まってきます。
野外イベントなどでは、近隣の駅から会場までルートを示すためにずらーっと並んでいるのぼりを見て
いよいよだなと興奮しますよね。
このように、イベントやお店の雰囲気を盛り上げるためにも
使われていることが多いのが、現在の特徴といえます。
特に短期開催のイベントや、定期的にメニューが変わるお店には最適です。
見慣れた景色に少し違うアイテムが現れるとなかなか目につきます。
その為に、格安で作ってもらえるのぼりはとても便利です。